257月2017

Kelly and Buzz

HOSHI FAMILYの紹介

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HOSHI FAMILYは星 広志さんのご家族を中心として、主に福島第一原子力発電所の半径5km以内の原発被害にあった動物達の救助活動を行っています。

東日本大震災後の5月より警戒区域内に入り多くの犬や猫を救助しています。現在でも毎週福島に入り活動を続けています。
HOSHI FAMILIはどの動物愛護団体にも所属をしていません。そのため他のNPO団体等が入らない危険な5km圏内での犬や猫の救助活動を行っています。

星さんご家族の活動の原点は、カンタベリー大学のAsa kobayashiさんの星さんへのインタビューで簡潔にまとめられています。
以下はHOSHI FAMILYのFacebookで公開されているインタビューの内容です。

1、 レスキューゲリラの具体的な活動内容を教えて下さい。

福島の原子力警戒エリアは完全閉鎖されていて民間人は入れません。ここでは数万のペットや家畜が見捨てられ餓死の危機にあります。私たちの運動は、

  1. 餓死する家畜を厩舎から解放して自由にすること。
  2. 多くのペットを救出し飼い主の元に戻すこと。
  3. 飼い主が不明のペットを新しい飼い主に保護してもらうこと。
  4. 原子力被害の現実を多くの方に知ってもらうこと。

以上、4点です。


2、 レスキューゲリラを始められた動機を教えて下さい。

原子力発電所が爆発し福島の住民は何の説明もなく、強制的にバスで避難させられました。その為に、財産の持ちだすことも、ペットの持ち出しすら禁止されました。1月後、動物は飢えて餓死しかけていましたが、国は餌さえも与えず無放置状態でした。そこで、餌を与えに出かけたのが最初の運動でした。

 

3、 活動内容の基本理念は何ですか?

すべての生命には、生きる権利があるという事です。それは人間も動物も変わりはありません。人間が一度飼育した動物は、人間が見捨てれば生きることができません。もし、本当に人間が生物界の頂点に立つというのであれば、人間は動物を保護する責任があります。

 

4、 実際に行動に移されたきっかけはなんですか?

日本の災害は、1200年に一度という大きな被害をもたらしました。すべての日本人がこの問題を真剣にとらえていました。しかし、できることは限られます。自分ができることは、避難した福島県民に代わって福島の動物に餌を与えるという事でした。福島の県民はシェルターに隔離され、マイカーも現金も失いペットを迎えに行くことすら不可能でした。

 

5、 レスキューゲリラの活動を通して、訴えたい事はなんですか?

弱い者を見捨ててはならないという事。見捨てられた動物たちの殆どは、餓死の危険にあいながらも、家の前で主人が来るのを何か月も待ちました。それほど飼い主を信頼して待ちながら多くが死んでいきました。それは今でも続いています。人間界の中で、最も弱いペットすら救えないようならば、人間はペットを飼うべきではないという事、飼い主には責任があるという事。この社会で責任と愛はかけがえのない人間行動であるべきだという事です。

 

6、 活動の中からどのような希望を活動内容にみいだしますか?

今回の災害で、政府は一切の動物救済を行いませんでした。しかし、過去には新潟県の地震で牛をヘリコプターにぶら下げて1200頭移動したという実績があります。それに比べれば、今回の福島の動物救済は簡単にできたことです。しかし、管直人という日本の歴史上で最も無能な総理の時に災害は起こりました。リーダーシップを発揮できない政治家に対する国民の怒りと、原子力災害は国民を恐怖に陥れました。政府の情報統制、報道の隠蔽、あらゆる情報が政府に都合よく扱われましたが、インターネットがその事実をはねのけて情報交換の場となりました。そして世界中の多くの方が我々の運動を支援してくださいました。しかし、それはとても小さなものです。そしてこの動物虐殺問題で、国の多くのシステムが機能欠如している事を一部の国民は知りました。この意識を盛り上げて、政府を監視する組織が必要です。

 

7、 これからのヴィジョン、最終点はどこにありますか?

開かれた情報、日本国民の意識改革が必要でしょう。

 

8、 どういった困難に出会いますか?怖いものは何ですか?

我々は、餓死しそうな動物たちに餌さえ与えられることを許されません。その為に、大型のコンクリートバリケードを押しのけ潜入しているのが現状です。そして多くの餌を与えねばなりません。油圧の装備、放射能の防護服、救援のための資金、夜間活動するための装備や車両、救援した動物たちを保護するシェルターなどあらゆるものが不足しています。恐ろしい物はありませんが、運動には多大な資金が必要です。そして、少しでも多くに方にこの惨状を知っていただきたいのです。

 

9、 犠牲にしなければいけないものは何ですか?

犠牲は許されません。一方を得る為に、一方を切り捨てるという理論は、特に日本に根ざした意識です。過去、アメリカ大統領のジョン・F・ケネディーはこう演説しました。
「自由主義社会で大多数の貧しい人々が援助されないならば、少数の金持ちも救われないのだ」
心の意識も同じなのです。あらゆる人々の共存という意識の中で競争はあるべきです。弱者を切る捨てる理論は、一部の者達が経済的に豊かになろうとも、いずれ破綻するのです。もし、経済的に成功した優れた方がおられるのであれば、我々の運動を支援していただきたいという願いがあります。

 

10、 こちらの活動を通して、自分自身に変化はありましたか?

ベジタリアンになりました。(笑)

 

11、 最初のステップはなんでしたか?どのように始めましたか?何に助けられましたか?

最初に、息子がこう言いました。「今から、福島に行く為に餌を買いに行く」次に妻が言いました。「福島の動物を助けに行かないの?」
私は、この二人に肩を押されたのです。そして、その惨状を目にして、奮い立つきっかけになりました。
その時、餌を見ながら死んだ犬に出会いました。それは常識では想像もできない光景でした。我々3名は泣きました。少しでも多くの動物を救おうという意思が芽生えたのです。名もない一匹の犬の死がこの救援運動の原点です。
そして、インターネットで知り合った多くの方々の援助や賛同して運動に加わっていただいた十数名の隊員の皆さんのおかげです。

 

カンタベリー大学
MGMT208 - Course Information System - University of Canterbury - New Zealand

www.canterbury.ac.nz

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